トビタテ!留学JAPANー二次選考の話ー
トビタテ5期の二次選考が今週に迫っているらしい、という情報を知ってしまったので、今回はトビタテの二次選考について書きます。
トビタテの説明についてはこちら。
正直なところ、トビタテ対策についての記事はネットに山ほどあるので、細かい対策などはなしにして、私なりに大切だと思うポイントを書きたいと思います。
まずは私の情報から。
申請時期・コース:4期 理系、複合・融合系人材コース
留学タイトル:農業土木技術を介して、世界と日本の架け橋になるための留学
留学先:タイ王国コンケン県 コンケン大学
留学目的:将来農業土木技術者として働くために、①自身の土壌塩性化に関する専門性を向上させる、②語学力だけではない、文化や風習、生活に溶け込めるようなコミュニケーション能力を向上させること
実践活動:①フィールドワーク:塩性化土壌において調査、実験。そして、塩性化の改善に向けた対策方法の検討。②文化交流:現地の民族楽器であるケーンを習っており、音楽を通じた文化交流をする。③農作業体験:現地の稲作農家さんでホームステイさせていただき、農作業を通して塩性化問題について肌で感じてくる。
期間:2016年4月~2017年3月31日の1年間
二次選考について軽く説明すると、
個人面接(25分)+グループ審査(90分)
個人面接では、広い会場にブースがあり指示された場所へ行って面接官(1人)とマンツーマンで話す。
グループ審査では、5~6人1グループとしてテーブルを囲んで座る。各グループには面接官が1人付く。1人ずつ留学計画について4分間のプレゼンをしたあと、グループディスカッションを行う。
私なりのポイントは以下。
①まずは募集要項を熟読せよ!!
これは、私の担当教授からめちゃくちゃ言われた言葉です。何かの奨学金や研究費に応募する際は、相手に「何を求められているのか」ということを理解しなければなりません。当たり前のことですが、これが一番大切です。
私がトビタテの募集要項で特に意識したのは、「産業界への貢献」です。私は塩性化の研究をしていますが、それがどう日本の産業界に貢献できるのかをきちんと説明できるように準備しました。また、研究費の応募ではないので専門分野外の人にも自分の専門についてきちんと説明できるように意識しました。
②大切なのは一貫性
トビタテの選考では「計画」と「人物」を見られます。
自分は今までこのような人生を歩んできて、こんな性格で、こんなことを学んできて、将来はこんなことをしたい、だから今こんな計画の留学をしたいんです!ということを伝えられれば受かります。
理系でよくありがちなのは、研究メインだけど実践活動とか文化交流を入れなきゃいけなくて、無理やり入れたら一貫性がなくなってしまったというパターン。奨学金をもらうわけなので一つ一つの計画にたいしてきちんと説明が必要ですし、一貫性がないと自分もしんどいです。
また、私は二次選考までに家族や友人に「私ってどんな人?」「長所と短所は?」など、「自分とは」ということを考えまくりました。まずは自分の歴史(つまり自分史)の振り返り、どんな人とかかわってどう影響されたのか、そして客観的な評価はなんなのか。考えすぎてめちゃくちゃしんどかったですが、この作業によって人に「自分とは」をうまく伝えられるようになったと思います。
③服装はなんでもいい!
トビタテの案内でもありますが、選考の際の服装は自由です。ほんとになんでもいいです。着物、自転車のライダースーツ、白衣、作業服などなど色々いました。(スーツも多かった)私はラオスの伝統的な刺繍が施されたスカートとカットソー+民族楽器ケーンで行きました。(見る人が見ると、こいつラオス行くんか・・ってなる服装)
就活じゃないので髪色とかも気にしなくていいです。私は黒髪に襟足だけ金髪メッシュで行きました。
以上、私が思うトビタテ二次選考のポイントでした。
二次選考の感想としては、「楽しかった!けど意外と面白い人は少ない」ですかね。
まあ、倍率は2倍以上なわけですし、同じ時間に面接を受ける人たちは50人程度なのでそりゃ少ないとは思いますが、もっとすごい人たちの戦いだと思っていたので拍子抜けな部分はありました。けど、グループディスカッションや交流会で「お、この人はおもしろい」と思った人はもれなく受かってましたね。
選考の後は、せっかく東京に来たということで赤坂のキューバ料理屋さんでご飯からの六本木のラテンクラブで朝までサルサコースでした。楽しかった~
トビタテ受ける方々の参考になったのかわかりませんが、少しでも役に立てればと思います。